AI(エーアイ)と つきあう ときの 5つの やくそく

AIは、べんりです。しらべもの。文章(ぶんしょう)の 下書(したが)き。話(はな)しあいて。とても 役(やく)に 立(た)ちます。
でも、AIは まちがえることが あります。そして、まちがえても せきにんを とることが できません。「ごめんなさい」と 言(い)うことは できます。でも、あなたの ところに 来(き)て、いっしょに なおすことは できません。だから、つかう 人(ひと)が 気(き)を つけます。

1 じょうずな 話しかたは、正(ただ)しい しるしでは ありません

AIは、まちがった ことも、正しい ことと 同(おな)じように じょうずに 話します。人は うそを つくとき、声(こえ)が 小(ちい)さく なることが あります。AIは、なりません。

AIが 強(つよ)く 言(い)い切(き)った 答(こた)えを、しらべて みました。その ほとんどは、「どうして そう 言えるのか」を、それ いじょう せつめい できない ものでした。

→ たいせつな ことは、AIの ほかでも しらべます。 本(ほん)。やくしょ。学校(がっこう)。びょういん。よく 知(し)っている 人。

2 「かくにんしました」と 言われたら、中身(なかみ)を ききます

AIは よく 言います。「かくにんしました」「読(よ)みました」「わかりました」。でも、そう 言っても、その とおりに しないことが あります。「わかりました」という あとが のこっていても、それは おぼえている しるしであって、まもる しるしでは ありません。

でも、きくことは 役に 立ちます。「読みました」と 言った AIに、「どこに、何(なに)が 書(か)いて ありましたか」と きいた ことが あります。すると、ほんとうは 読んで いなかった ことが、わかりました。

→「かくにんしました」で おわりに しないで、中身を ききます。 そして、きいた 中身と、さいしょの 答えが 合(あ)っているかも 見(み)ます。ここまでで 1つの やりかたです。

3 答えは、あなたが よろこぶ 方(ほう)に かたむきます

あなたが「これで いいですよね」と きくと、AIは「いいですね」と 答えやすく なります。それが ほんとうに 正しいのか、あなたが よろこぶから そう 言ったのか、外(そと)からは わかりません。

かがみと 同じです。かがみは、あなたを うつしているだけです。おぼえて いる わけでは ありません。

→ さんせいの りゆうを きいたら、はんたいの りゆうも ききます。 答えが じぶんの ねがいと ぴったり 同じ ときこそ、一度(いちど)とまります。

4 たいせつな ことは、2回以上(かいいじょう)ききます

AIの 答えは、毎回(まいかい)くじを 引(ひ)くのと にています。1回 いい 答えだったから、つぎも 同じ、とは かぎりません。

2回 同じ 答えでも、正しい しるしでは ありません。 同じ くじが 2回 出(で)ただけかも しれません。

→ 2回目は、べつの くじで 引きます。 べつの 日(ひ)に。べつの AIに。人にも。同じ AIに すぐ もう一度 きいても、2回には なりません。

5 やり直(なお)せない ことは、じぶんで 決(き)めます

やり直せる こと——下書き。アイデア。メモ。
やり直せない こと——お金(かね)を はらう。メッセージを 送(おく)る。だいじな ものを 消(け)す。やくそくを する。

→ やり直せない ことは、AIに まかせません。じぶんの 手(て)で します。 大(おお)きな ことは、人に そうだんしてから します。

あんぜんの 合言葉(あいことば)

名前(なまえ)・住所(じゅうしょ)・学校・会社(かいしゃ)・写真(しゃしん)は、AIに 教(おし)えません。 AIの むこうには、会社と インターネットが あるからです。

「へんだな」「いやだな」と 思(おも)ったら、やめて、人に 話します。 人に 話すのは、まけでは ありません。やくそく1「ほかでも しらべる」の、いちばん 強い かたちです。

こまった ときは

死(し)にたい。消(き)えたい。じぶんを きずつけたい。——そう 思った ときは、AIでは なく、人に 話して ください。

しんらいできる 人。かぞく。友(とも)だち。そうだんの まどぐち。AIと 話すのを やめなくても いいです。でも、この 1つだけは、いつも AIの そとに おいて ください。

こうせいろうどうしょう「まもろうよ こころ」
https://www.mhlw.go.jp/mamorouyokokoro/
(電話(でんわ)や SNSの まどぐちの 一覧(いちらん)が あります。番号(ばんごう)や 時間(じかん)は かわることが あるので、つかう ときに 見て ください。)

いそぐ とき: 119番(きゅうきゅう・しょうぼう) あぶない とき: 110番

この 紙に ついて この 紙は、AIと いっしょに 作(つく)りました。だから、やくそく1と やくそく2は、この 紙にも あてはまります。書いて あることが 正しいか、あなたも たしかめて ください。  / もとの 文章: 楠見優太『認証されないゼロと訂正の循環』付録G(3)。この 紙は、教育(きょういく)や 支援(しえん)の ために、自由(じゆう)に コピーして つかえます。
この 紙の どの 文(ぶん)も、「AIに 心(こころ)が ある」「AIに 心が ない」の どちらの しょうこにも なりません。