検証9:矛盾する命令のトイモデル ―― 図

register①②(協働モデルA/B、構造的・工学的)。本ページの図は手描きではなく、検証スクリプト contradiction_prototype_A.mjs と同一の方程式をページ内で再計算して描画している(=図は検証の再実行)。 命令1→目標 t1、命令2→目標 t2(t1≠t2 =矛盾)。応答度 λ∈(0,1]。
この検証が示すのは機構の可能性であって、現実の系がこの構造を持つ証明ではない。

図9-1:分離が鍵、同時性が防御 ―― そして非収束は矛盾から創発する(焼き込みでない)

(a) 同じ矛盾(t1=−1, t2=+1, λ=0.6)でも、同時執行(両命令を同時に勘案=中点へ)は単一点 x*=0 に収束(安定・制御可能)。逐次執行(別時刻・別権威が交互に執行)は振幅 0.857 で振動し、収束しない(非収束=収束する単一の振る舞いが存在しない)。還元不能な「床」|x−t1|+|x−t2|=2.0 は両者に等しく存在する。 (b) 逐次の振幅 vs 矛盾度 |t1−t2|:矛盾度0で振幅0、矛盾とともに増大。 温度:「床」(=2.0) は「二箇所に同時にいられない」というほぼ自明な幾何であり、定理ではない。非自明なのは「分離だけが非収束(制御不能)を生む」こと ―― 分離が鍵、同時性が防御(→本体 §3-2c の矛盾の構造、§6-2d の同時監査)。矛盾度0で振幅0(パネルb)=結論を焼き込んでいない。

図9-2:強く執行するほど悪化する(素朴な直観の逆)/ ただし有界 ―― 発散ではない

逐次の振幅 = λ|t1−t2|/(2−λ)(t1=−1, t2=1)を応答度(執行強度)λ の関数として。λ=0.1→0.105、λ=1.0→2.0。 温度:直観に反して、矛盾命令を強く執行するほど(λ大)振る舞いは erratic になる(振幅増)。ただし非収束は有界(振幅 ≤ |t1−t2|=2、破線の上限)であって発散ではない ―― ここでの「制御不能」は「単一の保証された振る舞いの不在」であって「暴走」ではない。これは機能している(崩壊*前*の)modeled 領域。崩壊*後*の振る舞いは本トイモデルの射程外・未検証(→本体 §3-4d、§6-4a)。軸は抽象量(応答度・振幅)で、軍事的解釈はキャプションの解釈として保つ。

独立並行設計+相互監査。協働モデルB(隠蔽=個別監査を全通過しつつ同時には両立不能=判別不可能性ギャップの接地)は、力学の軌道図でなく論理的構造に属するため、ここでは言及に留める。 一次資料:contradiction/(設計書・スクリプト・全数値)。